「わたし、犬が欲しい」
空前のペットブームに酔いしれている日本では、親が耳にする子どもの頼みとしては珍しくない。家に犬がやってくる!
毎日の会話に花は咲くし、胸がドキドキしてしまう。常識的に考えれば、このような結果になるはずだが、「常識」という言葉が消えてしまった現代の日本社会では、犬は喜びではなく、家族の悩みの種になってしまうことが多い――多すぎる。そして忘れてはいけない大事なことは、常識のない無責任な飼い主に悩みの種にされてしまった犬たちは、大迷惑だ!
「犬が欲しい」と「犬を飼う」、それは同じことではない。このちがいを理解できず、犬を飼い始めると、家族にも犬にも悲劇がやってくる。各地の保健所に持ち込まれたりゴミのように捨てられたりする犬たちの数がそれを物語っている。「わたし、犬が欲しい」と子どもに言われたら家族会議を開いて、まず、みんなで慎重に議論して欲しいことがある…《私たちが、飼い主としての責任を果たす覚悟があるのか?》
それが犬を迎えるための大事な第一歩だ。
亡くなった愛犬JJと
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